2023-08-02
Debian 10 Buster
<インストール>
最小のCD-ISOファイルからインストールする。
https://cdimage.debian.or.jp/debian-cd/10.1.0/amd64/iso-cd/debian-10.1.0-amd64-xfce-CD-1.iso
ダウンロードしてCDに焼いて起動するか、VirtualBox/VMwareの仮想CDドライブファイルとして指定して起動。
Graphical installの下、通常の「Install」を選択
インストール後最初のコンソール操作で文字化けするので、最初から日本語にするのは不便。en-US.UTF-8を選んでおくのが無難。
言語:English
地域:Japan
キーボード:Japanese
マシン名・ドメイン名・rootパスワード・sudo管理者アカウント設定
ディスクパーティーション
基本はすべてのディスク使用でお任せでいいが、スワップが少なめなので多くとりたい場合手動で区分け。
例)500GBのハードディスクだと
490G - 基本ルートパーティション
10G - 基本スワップパーティション
のような感じ。
ネットワークミラーを使うか?:はい → ftp.jp.debian.org を選択。
インストールパッケージ選択:SSH Server、Basic Utilities 以外は全部spaceでチェックを外す。
GRUBブートローダインストール:sdaを選択
物理CDを使用しているならここで取り外しインストール終了(auto reboot)
<PATHパス環境変数の変更とプロキシサーバー設定>
/etc/profileによると、root以外のユーザにはsbinパスを通してくれない。
ifconfigができないなど不便なのでまず変更する。
プロキシを介す場合サーバー設定もここに記述する。
# etc backup cd / cp -Rp etc etc.default vi /etc/profile #if [ "`id -u`" -eq 0 ]; then # PATH="/usr/local/sbin:/usr/local/bin:/usr/sbin:/usr/bin:/sbin:/bin" #else # PATH="/usr/local/bin:/usr/bin:/bin:/usr/local/games:/usr/games" #fi PATH="/usr/local/sbin:/usr/local/bin:/usr/sbin:/usr/bin:/sbin:/bin" export PATH export LANG=en_US.UTF-8 export LC_ALL=$LANG PROXY_URL="http://proxy.example1155.jp:3128/" HTTP_PROXY=$PROXY_URL HTTPS_PROXY=$PROXY_URL FTP_PROXY=$PROXY_URL http_proxy=$PROXY_URL https_proxy=$PROXY_URL ftp_proxy=$PROXY_URL export HTTP_PROXY HTTPS_PROXY FTP_PROXY http_proxy https_proxy ftp_proxy
LANGとLC_ALLの箇所はまずenにしておき、一般ユーザの.bash_aliasesで好きに上書きする。
元はこうしておかないと、nodebrewやperlが
perl: warning: Setting locale failed. perl: warning: Please check that your locale settings: perl: warning: Falling back to the standard locale ("C").
などとwarningしてくることがある。これが出た場合は、rootユーザとなり上記enに戻し、
以下のようにロケール初期化コマンドを打って復旧する。
sudo -s export LANG=en_US.UTF-8 export LC_ALL=$LANG locale-gen --purge $LANG dpkg-reconfigure -f noninteractive locales && /usr/sbin/update-locale LANG=$LANG LC_ALL=$LANG
<ネットワーク設定>
インストールだけではネットワーク設定が何もなされていないのでSSHすらできない。手動で設定する。
cd /etc/network
vi interfaces
source /etc/network/interfaces.d/* # The loopback network interface auto lo iface lo inet loopback # The primary network interface # This is an autoconfigured IPv6 interface #allow-hotplug enp0s3 #iface enp0s3 inet6 auto auto enp0s3 iface enp0s3 inet static address 192.168.1.88 netmask 255.255.255.0 gateway 192.168.1.1 dns-nameservers 192.168.1.1
などとして自分の固定IP、ルーターIP、DNSサーバーIPを書く。
*IPV6を無効にする場合*
vi /etc/sysctl.d/10-local.conf net.ipv6.conf.all.disable_ipv6 = 1
とする。
ネットワーク系の設定が終わったら、
/etc/init.d/networking restart
で反映、ってよく見るけど、素直にrebootでいいと思う。(shutdown -r now)
再起動後、反映確認。ifconfigが最初無いので、
ip a
とする。
net-toolsをインストールすればifconfigが使えるようになる。
<パッケージ・カーネルアップデート>
ネットにつながっているのが確認できたので、インストール時に設定した管理者ユーザでSSHログインする。
最初はパスワードログインできる。
sudoコマンドがまだ無いので、普通にsuしてrootになる。最初にするのはパッケージのアップデート。
CDイメージからインストールした場合、
apt update
としてもcdrom://と出てネットを見に行ってくれないことがある。
その場合、
/etc/apt/sources.list
deb cdrom:
から始まってる行を全部コメントアウトする。
apt update
今度は成功するはず。
以下、カーネル、パッケージ群のアップデート。
uname -a cat /etc/debian_version #9.9 sudo -s apt udpate apt -y upgrade apt -y dist-upgrade apt -y autoremove reboot uname -a cat /etc/debian_version #9.11になった
インストール直後に行っておくと、失敗しても被害が少ない。
ものすごく楽なので外部ソフトはなるべくパッケージを利用したいが、最新版となるとどうしても/usr/localに別個ソースインストールせざるを得ないのが現状。
<基本パッケージソフトインストール>
aptインストール系コマンド
apt search <name> #パッケージ検索 apt install <name> #インストール dpkg -l # インストール済みパッケージ一覧 apt remove --purge <name> #アンインストール </name></name></name>
あとはお好みだが自分のところは初回最低限これくらいはインストールした。
apt install ssh net-tools build-essential gdb sudo rsync subversion git libssl-dev
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