楽な商売だと思ったらとんでもない。
一人社長の不動産業務日誌
カテゴリー【開業準備
宅地建物取引業免許申請
POSTED BY
2021-02-06

これまでの準備で、ようやく申請の材料がそろいました。東京都庁のページに申請書式・手引き全部あるのでダウンロード。
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/sinsei/491menkyo00.htm
「不動産屋の一人社長」であるならば、必ず自身が専任の取引主任者となるはずです。以下に、免許申請書に添付する形で必要だったものを記します。
・履歴事項全部証明書
・主任者(自分)の顔写真(3×4cm)
★主任者(自分)の「身分証明書」
 これは、「自分の本籍地の市区役所」で発行してもらいます。破産者じゃない事を証明するためです。自分は結構遠くだったんで苦労しました。地元に移しとくんだった。
★主任者(自分)の「登記されていない事の証明書」
 これは、九段下にある「東京都法務局本部」でしか発行してもらえません。よって行く必要があります。ああ面倒…。これはあれです、自分が被後見人「ではない」事を証明するものです。
★退職証明書または非常勤証明書
 どこかに常勤で勤めてる人はバイト正社員問わず専任主任者にはなれません。自分はアルバイトをしてましたので、非常勤であることの証明書をもらいました。これの書式なんですけど、都市整備局のサイトじゃ見つからなかったので、結局都庁の申請窓口で貰いました私…つまり二度手間です。
・開始貸借対照表 ※以前の記事参照
★事務所の見取図(手書きでOK。これ必要なの知らなくて、その場で鉛筆で書かせても貰った…。)
・最寄り駅から事務所へ到達するための地図(PowerPointで適当に書きました)
★事務所の外観および内観写真
「入口が他の住居または他のテナントと共同でないこと」「自分専用のポストがあること」「机・椅子・電話があること」を証明します。上記が証明できなければ、免許くれません。
以上です。申請書のこれ以外の所は、記入に困る項目は自分は特にありませんでした。5年に1度の更新時も同じことしなきゃいけないと思うとゾッとしますね。しかもその時は新設法人ではないので、取引記録を全部書かなきゃならんです。

さて、全部揃えて、以前主任者証の発行を受けた東京都庁第二庁舎3階の全く同じ窓口へ。申請料33,000円(高けぇ!!)を支払います。しかし、残念なことに、いくつかダメ出しをくらいました。
1「非常勤である事を証明するこの紙に会社から記名押印もらってください」
2「専用のポストの写真のアップがありません。撮ってきてください」
3「この写真見ると、2階があるように見えるっつーか、実際2階あるでしょこの事務所?だったら登録住所の最後に「1F」つけてよね」

1、についてはそんな書類が必要なんて知らなかった…バイト先行って後日提出しました。

2、については、「免許申請の手引きにポストのアップが必要なんてどこにも書いてないじゃん。うちは集合住宅じゃなくて単独の建物なんだから、その規定あてはまらないよね??」と食い下がったところ、うーん確かに…上司と相談します、ということになったんだけど、結局「今回は必要です。ご指摘の点はいつか、手引き書を直します」と言われてしまい。仕方ない、単独建物でも単独ポストが別個必要、てことで臨時でポストらしきものを設置し、アップと、離れた場所から撮影、後日、1、と一緒に持ち込みました。

3、については全力で抵抗。折角の単独建物で住所表記して郵便物もそれで届くのに、なぜ住所の最後に「1F」なんて入れなきゃならないのか!!2階と言えるものは確かにあるけど、それ、人は入れない物置だし!屋根裏だよ!どこの家にも天井裏あるでしょ!それと同じ!とめっちゃ食い下がった。いや、言ってみるもんだ。都庁の担当者もなんとか納得してくれました。ああ、まだ「ほんの少し」融通の効く公務員で良かった…。

とまあ、何悶着かはあったものの、1ヵ月後、無事に免許が下りましたよ~のハガキが都庁より届くのでした。

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