楽な商売だと思ったらとんでもない。
一人社長の不動産業務日誌
カテゴリー【大家さん
退居立会い・精算は有料にすべきだ(2)
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2021-02-06

このようなことが起こるのは世間の不動産屋に対する大きな誤認によるものだと思います。不動産屋はたいしたことせず仲介で大きな金を楽に儲けている。だからこれくらいサービスでやってくれて当然。皆そういう認識です。私も始める前は不動産屋に対してそのような認識でいましたので、だったら自分でやってみて、本当に楽して儲かる商売なのか試してみようと始めたところがあります。が・・実際はあまりに世間の認識とかけ離れている。つまり死ぬほど大変。まともな神経では1人社長で不動産屋をやるなど不可能です。精神がもたない。前回のような家主は日常茶飯事、こちらの身の危険を感じるレベルの危ない入居者だっている。楽して儲かる仕事なんてこの世に存在しないんですよ。
まあ、犬も歩けば当たるほど不動産屋があまりにも多すぎて、競争が激しく、安い・無料でも我慢してやらないと生き残れない、というのを無意識に大家さん側は知っていて、平気でトンデモ要求をしてくるってことかもしれませんね・・なのでうちはもう以下な感じに開き直ろうとしています。

1、人生で最も大事なのは健全な精神、夜ストレス無く眠ることである。ストレスの原因になっているものは、たとえ多くのお金を失う事になろうが即刻切るべきである。

2、退去立会い・精算、および入居中のトラブル対応は貸主借主間で直接やってもらいうちはタッチしない。どうしてもやってもらいたいならそれ相応の有料とする。当たり前でしょう。無償だと思える神経を疑いますよ図々しい。賃貸というのは貸主借主の1対1の契約であり不動産屋は無関係。そもそも出張る義務も権利も無いんですよ。(くりかえしますが、専任媒介・管理委託契約を締結しており管理料を得てるなら当然無償でやってしかるべきと考えます)。

3、最初が肝心。媒介契約書に上記も含めしっかり金銭的・労働的明記をし、書かれてないことは絶対に行わない。心が狭いとかそういう問題じゃなく、一度サービスであいまいにやればそれが当たり前になってしまいます。

もちろんこれらはすべて相手によりますよね。今は大家業をやめてしまったんですが、当時不動産屋のそういう事情もすべて理解してくれる素晴らしい大家さんが居ました。それもそのはず?そのかたは元不動産屋でしたので。厚い信頼関係が出来ており、そういう人に対しては逆に、頼まれなくても無償で仕事を申し出てました。そういうものです、人間ですからね。

その大家さんもいなくなってしまったし・・そろそろもう賃貸自体をやめたいなぁ・・人の物件に寄生しようとするから攻撃を受ける訳で、やはり自分で物件を買って1円でも高く売りたいですね。それができれば苦労しませんがσ(^_^;)

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