楽な商売だと思ったらとんでもない。
一人社長の不動産業務日誌
カテゴリー【同業他社
駐車場の客付けが2連続で成立
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2021-02-06

部屋探しのお客さんはなかなか決めてくれませんが、駐車場を探してる人はそれほど悩まず契約しちゃいます。契約の簡単さと、単純な賃料の安さからですね。この界隈は、だいたい1~1.5万くらいが相場です。で、新規開業して結構ちらほら来るのは、このへんで駐車場を探しているお客さん。自分は当然ながらまだ誰からも駐車場なんて任されていないので、近接の同業者さんを紹介せざるを得ないのです。同時期に、異なる業者さんへ2人の案内に成功しました。

1人目:直接近接の業者さんへ「連れて行く」。その業者さんがここらで沢山駐車場を管理してるの知ってたから。「この辺りで駐車場をお探しのお客さんです」なんつってね。で、その人速攻で決めたらしく、それから数時間もたたないうちに、その業者さん、仲介手数料の50%を現金で持ってきてくれました。そう、今時の駐車場は礼金なんてないから、紹介が成立した場合手数料折半が普通です。しかし後述しますが、これが普通ってことでもなかったんですよ。

2人目:このお客さんに関しては、本人の場所的希望があったため、まず近接に空いてる所あるかどうかから、インターネットで探すことに。アットホームで見つけたそこは、1人目とは違いますが、うちの事務所からも近い業者さんのもの。まず電話で空き状況と禁止事項を確認しお客さんに伝えて、私は同行せずに、現地に下見に行ってもらいました。後日、お客さん戻ってきて、X番で決めたいとのこと。私は同行せずに、「じゃあ、XXX不動産さんへ行って、契約したい旨を伝えてください。その際、うちの会社からの紹介でと言ってくれれば」と、今思えば随分ずうずうしい紹介の仕方をしてしまったものだ。当然ながら契約は成立したらしく、後日その業者さんから「手数料半分払うので来て」とのこと、領収書持って訪問し、現金でもらいました。

しかし業者さん、払いはしたものの、「まあ…駐車場の場合あまり客付手数料のやりとりなんてしないんだけどね…」とチクリ。

業界経験の無い自分はグサっときた。そんな暗黙のルールがあるなんて知らなかった。だって、アットホームで客付50%とちゃんと出てた駐車場だし、普通に住居と同じく客付可能なのだと思い込んでいた。いや、もちろん可能なんだけど、「駐車場の客付はお互い様」の業界プチルールがあるんだろう。つまり、客付=紹介はし合うけど、数千円程度の手数料のやりとりなんて、近隣業者同士でやめましょうや。住居の時だけちゃんとしまひょ。

ということなのですよ。まあ、2件ともお金はもらって領収書まで渡しちゃったんで、もう今更ですが、はぁ…。自分としてみたら駐車場の客付でたとえ数千円でも収入にしていかないといけないと思うんだけど…皆、余裕があるんだなあ。ちなみに、このときは、ここまでそのルールを意識することもなかったんですが、のちに自分が駐車場をやることになるとき、あらためてこのルールを思い知る事になるのです。

1件目の業者さん、何も言わなかったけど…私は当然のように手数料受け取っちゃってさ…なんか悪い事した気分になっちゃいましたわ…

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