楽な商売だと思ったらとんでもない。
一人社長の不動産業務日誌
カテゴリー【営業ツール
アットホーム(athome)に加入する
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2021-02-06

新規開店故、当然大家さんなんて居ませんし来ません。よって、まずは「客付」から始める必要があります。客付とは、店を訪れたお客さんに、他の不動産店が募集している物件を紹介することです。客付した不動産店は、成約すると、お客さんから「仲介手数料」を貰う、という仕組みです。ですから、客付可能な物件情報を集めなくてはいけません。

不動産協会に入ると誰でも使えるようになるサイト「レインズ」は、私の宅建知識では、「売買客付」の情報のみで、「賃貸客付」については扱っていないものだというとんでもない勘違いをしていました。実際に触って初めて、賃貸も普通にある事に気付くのですが…時すでに遅し、賃貸の客付物件集めないと!てことで、レインズさわる前に先走ってアットホームと契約してしまうのでした。

アットホームに加入すると、基本的には客付図面の紙媒体の配布サービスもついてきます。「マイソク」という提携会社(http://www.maisoku.co.jp)の営業マンが、週に1・2回程度、売買と賃貸の客付可チラシを大量に事務所に持ってきてくれます。ひとまず私は、プリンターインク代の節約も兼ねて、資料配布元の不動産店の情報を裁断機で切ったものを店頭ガラスの掲示ファイルにひたすら掲示することにしました。

情報の配布元=大家さんから直接募集を依頼されている不動産店=を、「元付」と言いますが、元付の情報を記載したまま貼ったら、お客さんは当然元付業者に直接行っちゃいますしね。不格好でも、その情報は切っておく必要がありました。まあ、案内をしている途中で、お客さんが自分で元付業者を調べて、元付に逃げてしまうということも多々あります。それほど、客付=お客さんを自分のもとにとどめ、成約まで持っていくのは難しいのです。

とりあえず最初はミニマム契約で、といっても入会金3万円の、月額1万5千円。個人商店としてはキツい出費だ。ああ、レインズで事足りたのに…まあ、一年間は使ってみることにします。とりあえずアットホームの利点をあげてみましょう。

1、急な来客があった場合、自社帯で客付可簡易図面を検索出力できる
今のところ一番有用なのはこれですね。業者自らが作成してるレインズ図面よりは遥かに劣る簡易図面ですけど、加工無しにその場しのぎ出来る点は重宝しています。

2、客付可物件のうち、アットホームにしか無い物件が「ごく稀に」ある
元の業者さんは何を考えてそうしてるのか良くわからないんですけど、レインズには無くてアットホームにのみ登録されてる客付可物件があって、それが結構良い物件だったりするので、これもまあ、利点ですかね。

3、一般インターネット顧客に向けて、自社の物件を10個公開できる
この時点ではまだ当然ありませんでしたが、のちのち大家さんから物件を預かった場合はエンドユーザへのネットでの募集は必須になります。レインズは業者間サイトなので一般顧客は見れません。アットホームはスーモやホームズに次いで3番手なので最強ではないですが、まあそこそこのユーザ数はいます。あと、事業用店舗や駐車場の一般募集については現在まともに機能するのはアットホームだけです。

4、マイソクの置いて行った大量の客付物件チラシがメモ用紙になる
1ヵ月ちょっとで置き場が無くなるくらい大量の資源ゴミ…無限のメモ用紙ですな。

先日事務所の体裁記事にも書いた都内路線図をはじめ、のぼりや文房具などグッズくれます。しっかし、これ最初だけで、新しいグッズ出ても、後は催促しないとくれないんですよね。そういうとこがダメだなぁホントに。

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