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カテゴリー【RaspberryPIWindowsDebian
【Raspberry Piメモ・1】機材準備、Raspbianインストール、SSH接続
POSTED BY
2023-05-12

Raspberry Pi(ラズベリー・パイ)とは3~4千円で買える小型のPC基盤で、LEDランプの点灯実験など、主に電子工作に用いられる。
スペックは低いが一応PCであるので、Debian(Raspbian)をインストールして、普通にLinuxマシンとして使える。外部公開するサーバーにはなれないが、店舗や家庭用のオーディオプレイヤーを自作するには最も適した小型マシンである。

https://jp.rs-online.com/web/generalDisplay.html?id=raspberrypi

最新はRaspberry Pi4で、3と比較してCPU/メモリがUP、電源端子がmicroUSBからmicroUSB Type-Cに進化している。有線LAN・無線LAN・Bluetoothがついているのは従来のモデル3、2と同様。
OSはPi用にカスタマイズされたDebian=Raspbianを使います。

用意するもの:
1、Raspberry Pi本体
2、8GB以上のマイクロSDカードとカードリーダー
3、電源ケーブル (Pi4用の例) (Pi3用の例)
4、Windows PCまたはmacOS

1、SDカードの初期化

外付けのHDDをつけるにはつけられますが、基本ラズベリーパイはOSの入るこのSDカードをそのままデータ領域として使用します。
まずはすべてを「未割り当て」にします。

「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「管理ツール」→「コンピュータの管理」→「ディスクの管理」を開きます。

SDをPCに差して、目的のSDを探して、右クリックですべてのボリュームを「削除」して、SDカード全体が「未割り当て」になってることを確認。
なっていない、もしくはEFI領域などボリュームの削除ができない場合はこちらを参照してDISKPARTから消しておきます。
すべてが未割当になったら、あらためて右クリックで「シンプル ボリュームの作成」でFAT32でSD全体を1つのパーティションとして初期化します。
(未割当のままだとイメージ書き込みツールがドライブを認識してくれないため)

2、Raspbian Buster LiteのダウンロードとSD作成

まず、ZIPを展開するツール「7-zip」をダウンロード、インストールしておきます。
https://sevenzip.osdn.jp/

イメージ焼き込みツール USB Writerをダウンロード、
https://ja.osdn.net/projects/sfnet_usbwriter/downloads/USBWriter-1.3.zip/
ZIPを展開して、USBWriter.exeを得ます。

Raspbian Buster Liteをダウンロード
https://www.raspberrypi.org/downloads/raspbian/
7-ZIPで展開して、2020-02-13-raspbian-buster-lite.imgイメージファイルを得ます。

USBWriter.exeを起動して、Source file に上記Raspbianのイメージファイル、Target deviceにSDのドライブを指定して「Write」します。

3、最初からSSHで操作するための設定

焼きこみが終わると、WindowsからはSDは「boot」というフォルダ領域のみ見えます。ここだけFAT32で、残りはLinux EXT4だからです。
ディスプレイを用意せずに最初からSSHでRaspbianを操作したいので、このbootフォルダにsshというカラのファイルを置いておきます。これがいつも忘れがち。
TeraPadかなにかを立ちあげて、何も入力せずに名前をつけて保存でこのbootにsshで保存。ssh.txtとか勝手に拡張子がついてしまった場合取り払います。
bootにsshファイルがあれば、Raspbianは初回起動時sshdサーバを立ち上げてくれるので、有線LANでつないでsshアクセスできます。

4、Raspberry Piの起動とSSH接続

SDカードをRaspberry PIに差して、有線LANケーブルをつないで(DHCPでアドレスが取れるポートに)、USB電源ケーブルをつないで、プラグを差します。
緑のアクセスランプが点灯がゆるやかになったら、内部でRaspbianが起動し終わっていると思います。

DHCPサーバー(多くは家庭内ルーター)のログを見てみて、DHCP IPアドレスの払い出し状況を確認します。最新の払い出しがあれば、それがたぶんRaspberry PIに割り当てられたIPです。
そのIPに対してsshして接続します。IPが不明な場合「raspberrypi」で名前接続できる場合がありますが、名前が見つからないケースのほうが多いです。

Raspbianの初期アカウント・パスワードは以下の通りです。

ユーザー名:pi
パスワード:raspberry

IPが192.168.1.4だとして、

ssh pi@192.168.1.4

The authenticity of host '192.168.1.4 (192.168.1.4)' can't be established.
ECDSA key fingerprint is SHA256:rODIuw+UUFZWhvVzjGPUBmabGdjNikGQzcXpcEnRE2M.
Are you sure you want to continue connecting (yes/no)? yes
Warning: Permanently added '192.168.1.4' (ECDSA) to the list of known hosts.
pi@192.168.1.4's password:
Linux raspberrypi 4.19.97-v7+ #1294 SMP Thu Jan 30 13:15:58 GMT 2020 armv7l

The programs included with the Debian GNU/Linux system are free software;
the exact distribution terms for each program are described in the
individual files in /usr/share/doc/*/copyright.

Debian GNU/Linux comes with ABSOLUTELY NO WARRANTY, to the extent
permitted by applicable law.

SSH is enabled and the default password for the 'pi' user has not been changed.
This is a security risk - please login as the 'pi' user and type 'passwd' to set a new password.


Wi-Fi is currently blocked by rfkill.
Use raspi-config to set the country before use.

pi@raspberrypi:~ $

などとして接続します。基本設定編に続きます。

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